パ・リーグ首位を快走するソフトバンクは27日のオリックス戦(みずほペイペイ)に3―0の快勝で3連勝を飾った。3カード連続の勝ち越しを決め、貯金は28。最短28日にも優勝マジックが点灯する。
実にあっぱれだった。先発の柱・有原航平投手(31)が2安打完封。精緻なコントロールを武器に持ち味を発揮して、両リーグ最速で10勝目をマークした。この日の完封で防御率は1・88。クオリティースタート(6回以上、自責3以下)は、16試合で15度目となった。
24日の球宴第2戦に登板。1イニング5球の省エネ投球だったが、それでも中2日で臨んだ先発で見事なパフォーマンスだった。「絶対にこの週末には投げたいと思っていたんで、投げさせてもらったからには絶対に勝ちたかった」。志願の登板で必勝を期して上がったマウンドだった。
試合後、小久保監督は「オールスターで中2日でね。エースらしいすばらしい投球だった」と称賛。好リードの正捕手・甲斐もたたえつつ、バッテリーへの信頼感をにじませていた。