パリ五輪の柔道女子48キロ級で初出場の角田夏実(31=SBC湘南美容クリニック)が決勝でバーサンフー・バブードルジ(モンゴル)を下し、日本の〝金メダル1号〟を獲得。日本勢が同階級を制したのは2004年アテネ五輪の谷亮子以来の快挙となった。
悲願を果たした角田は「まだあんまり実感がないんですけど、顔が痛いなって思っていて。ずっとここを目指してやってきたんで。コーチがうれしがってくれたのが、一番うれしかったです。途中、なかなか(技が)かからなくなったり、対策されてるなという部分もあったんですけど、最後まで自分を信じて戦おうと思いました」と感慨もひとしお。
さらに「いつもの大会と全然違って、プレッシャーや不安が多かったんですけど、ここで一つ成長できた。日本金メダル1号? ずっと目をそらしてきたんですけど、現実になってよかった」と喜びをかみしめた。