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【柔道】角田夏実の〝強さの秘密〟 元暴走王・小川直也氏がズバリ「研究されている中で…」

東スポWEB 2024年7月28日 2時46分

パリ五輪の柔道女子48キロ級で初出場の角田夏実(31=SBC湘南美容クリニック)が、日本の〝金メダル1号〟を獲得。バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(56)が、強さの秘密を解説した。

初戦から得意のともえ投げと関節技を駆使して、勝ち切った。小川氏は「研究されている中で、持ち味を出し切った。今回は背負っているものからして違う。(柔道競技の)先頭を切って、しかもグリグリの優勝候補。その中で勝つのは大したものだよ」と、プレッシャーをはねのけての金メダルを大絶賛した。

角田の強みは何か。「48キロ級にしては長身(162センチ)だし、手足が長いことを最大限に生かしている。(腕十字など関節技を)わかっちゃいるけど、かかっちゃう。1つ上の階級にいくとわからないけど、この階級なら生きてくるんだよね」と分析。角田は階級を変更するなどして今大会で初めて五輪代表の座を射止めたが、体格に加えて独特の柔道スタイルも階級にぴたりとハマったという。

さらに、小川氏は角田の〝ルーティン〟にも注目する。「(試合に)スタンバイしているところと、畳の上だと表情が違うもんね。畳に上がるまで、笑顔を見せながら観客を見ていたよ。笑顔が出るのは、自分の中でリラックスしているのか、秘めたものを笑顔で逃がしているのか。彼女なりに勝つパターンなんだろう。でもそのスマイル、最高に良かったよ」

試合前は笑顔を見せても「勝った時も畳の上ではそんなに喜びを表さず、クールだった。素晴らしい。柔道界の新たなスターになってほしいね」と、〝元暴走王〟は最後までべた褒めだった。

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