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【新日本・G1】IWGP世界王者・内藤哲也が前半戦で早くも3敗目「俺が諦めちまったら終わりだろ?」

東スポWEB 2024年7月28日 5時6分

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦(27日、長崎)で、IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)が「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILに敗れ3敗目を喫した。

敵軍セコンドに就いていたディック東郷、さらに放送席で解説を務めていた金丸義信の介入により1対3の戦いを強いられた内藤だったが、H.O.Tの極悪殺法に対応。東郷のパウダー攻撃をEVILに誤爆させると、金丸のウイスキーミストが東郷に誤爆して大混乱の状況が生まれた。

ここで放送席からBUSHIが内藤に加勢。トぺ・スイシーダでH.O.Tを完全に分断すると、内藤は孤立したEVILにコリエンド式デスティーノを炸裂させ攻勢に出た。

しかし正調デスティーノを阻止されると、そのままEVIL(変型大外刈り)を浴びてしまい痛恨の逆転負け。大乱戦ではあったものの、最後の最後で上をいかれてしまった。

試合後のリング上でもSCORPION DEATHLOCKでさらに痛めつけられ「お前は俺の会社の単なる馬車馬なんだよ。欠場なんかできねえよ。お前は一生身を粉にして俺の会社で働くのが運命なんだよ。分かったか、分かったらよく覚えとけ! そしてな、とっとと帰れ!」と屈辱的な言葉を浴びせられた。大ダメージを負った内藤は、BUSHIの肩を借りて退場するのがやっとだった。

団体最高峰王者、そして前年度覇者として連覇を狙う立場にありながら、前半戦で早くも3敗目と苦しい戦いが続く。バックステージに倒れこむと「俺はよく知らないけどさ、何? 彼が新日本プロレスの社長なの? EVIL社長か。よく覚えとけ…」とつぶやきつつ「4戦して1勝3敗? 随分負け越しちまったな。そして俺らしいな。でも、俺の目指すところは変わらないよ。予選リーグを1位通過してのG1クライマックス2連覇。状況は厳しいかもしれない。でも、俺は諦めないよ。俺が諦めちまったら終わりだろ?」と逆襲を誓う。

最後は「なんせ諦めの悪い男なんでね。俺のG1は、そして俺の夏はまだ終わらないぜ。カブロン!」と言い残し会場を後に。これまでも幾度となく窮地に立たされながらはいあがってきた〝逆転の内藤哲也〟の真骨頂を見せることができるのか――。

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