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【卓球】張本智和&早田ひな 指摘されていた懸念…初戦敗退で混合ダブルス〝お家芸〟化ならず

東スポWEB 2024年7月28日 5時35分

流れをつかむことができなかった。パリ五輪の卓球・混合ダブルス1回戦(27日=日本時間28日、パリ南アリーナ)が行われ、〝はりひな〟こと張本智和(21=智和企画)、早田ひな(24=日本生命)組が北朝鮮ペアに1―4で敗戦。まさかの形で金メダルへの挑戦が幕を閉じた。

初対戦のペアに翻ろうされた。第1ゲームを5―11で先取されるも、第2ゲームを11―7で奪い、試合を振り出しに戻した。しかし、第3ゲーム以降は相手の緩急のある攻撃に劣勢を強いられ、第4、5ゲームはデュースの末に落として万事休す。終始苦戦を強いられた張本は「悔しいしか出てこない。今日は特に相手の男子選手のプレーが良すぎた」と顔をしかめた。

東京五輪では水谷隼、伊藤美誠(スターツ)組が金メダルを獲得。日本勢の連覇に期待が集まっていたが、一部からは懸念の声も上がっていた。早田をよく知る卓球関係者は「いろんな大会を見ている感じだと、張本選手にミスが多い印象だった。簡単なボールをミスする時があった」と証言。この日は早田のミスもあったものの、張本の甘くなったレシーブを強打されるなど、相手の攻撃に最後まで対応できなかった。

男女の日本代表をけん引する張本と早田は、シングルスと団体戦の2種目が残されている。張本は「もう終わったものはしょうがないので、気持ちも技術も調整していくしかない」と切り替えを強調し、早田も「いい状態で試合することができたので、あとは本当に自分がやってきたことをやるだけ」と力強く宣言。五輪での借りは、五輪で取り返すしかない。

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