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脈拍数=心拍数 日常生活では100を超えない程度に 水分補給も大切です

東スポWEB 2024年7月28日 10時35分

【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】スポーツトレーナー・永井正彦氏が、実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回は健康診断で気になる結果が出た方からの相談です。

【お悩み】健康診断で高血圧を指摘されました。日常生活で気をつけるべきことは?(50代男性)

【アドバイス】普段の脈拍数はどのぐらいあるのかを把握。

【解説】大型トラックドライバーの男性は、健康診断で高血圧傾向だと指摘され、不安になっていました。

血圧には上下の数値があり、上の数値が高くなると活動的になっている状態で、下の数値が高くなるのは心臓に負担がかかっている状態です。

検査時に上の数値170、下の数値110だったという男性には、普段の生活で気をつけてほしいこととして、いきなり猛ダッシュしないよう伝えました。息が急に上がることは危険な状態で、さらにめまいも出てしまうと、心臓だけでなく脳にも負担がかかってしまいます。

そしてもう一点、普段の脈拍数=心拍数はどのぐらいなのかを把握することを習慣にするよう伝えました。

成人であれば、個人差はありますが安静時の平均脈拍数は1分間で60~70。たとえば通勤で駅まで10分程度歩いた後の脈拍数はどうなっているのか。もしも毎回100拍を超えていたら、激しい有酸素運動をした後の状態に近いので、心臓に負担がかかっています。毎回100拍超えが続くようであればもっとゆっくり歩いたり、立ち止まって深呼吸をするなど、100拍まで上がらない程度に体を動かせるよう気をつける必要があります。

昨今は脈拍計測機能付きの腕時計もあるので、朝昼晩でどう変化しているのかを手軽に把握することもできます。

基本的にはリラックスした状態であれば血圧は下がります。尿を出すことでも血圧が下がるので、1日1~1.5リットルの水分補給も心掛けてください。

高血圧傾向が終日続くようであれば、血管自体が詰まりやすくなっているなど、他の病気が隠れている場合もあるので、医療機関で検査し、要因を把握する必要があります。

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