故障明けのメッツの千賀滉大投手（３１）が今季絶望の重症となった。
２７日（日本時間２８日）に負傷リスト（ＩＬ）に登録され、球団公式サイトなどは、左ふくらはぎの故障は重度であると指摘した。
キャンプ序盤に右肩を痛め、２６日（同２７日）のブレーブス戦で昨年９月２７日以来、ようやく復帰登板を果たした千賀は、６回途中２失点と好投。９奪三振の堂々たるピッチングを披露して日米通算１００勝目となる今季初勝利を挙げていた。しかし、６回に一飛に打ち取ったシーンで、打球を追ってマウンドから走り出した際、左足を押さえて苦悶の表情を浮かべながら倒れ込み、そのまま降板していた。
ＭＬＢ公式サイトによると、メンドーサ監督は「間違いなくタフなニュースだ。今後の復帰のメドを立てるのは厳しい。レギュラーシーズンでの復帰は絶望的と言うのが自然なことだろう」と明かした。
序盤は低迷していたメッツだが、６月以降に立て直し、現在、ナ・リーグ東地区２位となり、ワイルドカード争いのトップまで浮上した。それだけに千賀の再離脱を受けて指揮官は「大きな痛手だ」と言いつつも「我々は彼なしでも現在のポジションまで盛り返してきた。彼にとってもチームにとっても痛いが、彼が今季もう一度投げられる状況になれば、それは我々が（ポストシーズン進出という）いいポジションにいるという意味を指す。それが実現することを祈るよう」とポジティブに話した。
ＳＮＳ上でファンの間からは「復帰登板でいいピッチングしたのに残念すぎる…」「軽症かと思ったら今季絶望かよ」「肩の次は足か」「嘘だろ千賀…嘘だと言ってくれ…」と悲痛な投稿が相次いでいる。