衝撃の鼻折り劇だ。「超(スーパー)RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナ)で、拳を露出して行うベアナックル(BK)ルールの女子戦が行われ、タイ・エマリー(37=オーストラリア)がチャリーサ・シガーラ(40=米国)に1ラウンド37秒KO勝ちした。
両者は開始から互いに相手の頭をつかんで殴り合う激闘を展開。最後はエマリーの左フックでシャリーサの鼻が大きく折れ曲がり、ヒザをついたまま立ち上がれなかった。衝撃的な光景はABAMAでも大写しにされた。
エマリーは2022年9月にタイで行ったデビュー戦で胸を丸出しにする勝利のパフォーマンスを披露して話題となったが、この試合では自粛を宣言していた。試合後は喜びを爆発させながらも宣言通りに胸は出さず、日本語で「ありがとうございます。私は強いです。ベアナックルが好きです。日本が好きです」とあいさつ。続けて英語で「これは一つの芸術で、新しいスポーツで、新しい生き物です。新人類が誕生しました。よろしくお願いします」とアピールした。
また男子のBKルール戦も行われ、ジョン・ドットソン(米国=39)が征矢貴(29)に判定勝ちした。