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【MLB】前代未聞のタッチアウト…ベースから離れてコーチと立ち話「寝ている」「恥ずかしい」

東スポWEB 2024年7月28日 18時0分

まさに凡ミスだ。ア・リーグ3位のレッドソックスは27日(日本時間28日)、本拠地ボストンで2位・ヤンキースと激突し、8―11で敗れた。

初回に3点を先制されながらもすぐに同点に追いつき、2回に1点を勝ち越されてもすぐさま2点を返して逆転。その後もシーソーゲームが続いたものの、同点の延長10回にウェルズの犠飛、トーレスの2点適時二塁打を許し、両チーム計6本塁打、29安打が飛び交う乱打戦に競り負けた。

そんな中でも米メディアが酷評したのが1点を追う2回の攻撃だ。セダン・ラファエラ外野手(23)は無死一塁から中前打を放ち、盗塁も決めて二、三塁とチャンスを広げた。そしてデュランの適時打で三塁まで進んだが、なおも無死二、三塁で迎えた次打者・アブレイユの打席で誰もが目を疑う光景が繰り広げられた。

初球に手を出した打球はタッチアップするには浅い中飛に終わり、ラファエラは三塁で足止めとなったが、問題はその直後。相手三塁手のカブレラに左ふくらはぎをグラブで軽くタッチされると、塁審に「アウト」と宣告されてしまったのだ。中飛に終わった後、プレーから目を切り、ボールが転送されていた間もベースから離れて三塁コーチのカイル・ハドソンコーチと話していたためだった。

このボーンヘッドを米メディアはこぞって酷評。「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「レッドソックス遊撃手がヤンキース戦で恥ずかしい失策」と銘打ち「アウトは1つになるはずだった。しかし、ヤンキースはラファエラが寝ているのを見つけタッチアウトにした」「ラファエラはハドソンとのおしゃべりに忙しかったが、ハドソンは足をベースに置いたままにしておくよう真っ先に注意するべきだった」と苦言を連発した。

さらに「スポーツ・イラストレイテッド」では「序盤で混乱に陥ったのはラファエラの集中力のなさだった」「ヤンキースの選手たちが気づいてボールをカブレラに渡し、ラファエラが何が起きているのか気づく前にアウトにした。審判は全てを見て正しく宣告した」とバッサリ。それでもまだメジャー2年目とあってか「彼は二度とその間違いをしないだろう」「若い選手にとっては教訓であり、メジャーリーグへようこそという教科書のような瞬間だった」と前向きに結んだ。

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