ドジャースの大谷翔平投手(30)は27日(日本時間28日)、敵地でのアストロズ戦で2試合ぶりの32号を放つなど3打数2安打2打点、1盗塁の活躍を見せたが、リリーフ陣が崩れてチームは6―7のサヨナラ負けで2連敗を喫した。
そんな中、米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」のマレン・アンガス・クームス氏が、ロバーツ監督の〝頭痛の種〟を明かした。
それはウィル・スミス捕手(29)だという。開幕したばかりの3月は打率4割5分5厘、4月は3割3分8厘と絶好調だったが、5月以降は打率2割前半を行ったり来たりと低迷。オールスター前後からスタメン落ちすることもあり、ここ出場10試合では39打数5安打で打率1割2分8厘と復調の気配がまるで見えない。
ロバーツ監督は当初、スミスのスタメン落ちについて「負荷管理」を挙げていたが、ここにきて「彼はバットを振れていない。少し調子が悪いようだ。ハードヒットする球もあるが、もっといい動きができるのにと感じる球もある」とこぼしているという。
その要因について指揮官は「ウィルの場合は、フィジカルでもメンタルな問題でもない。彼のメンタルはタフだからね。だからメカニカルな部分を克服すればいい。オフ(スタメン落ち)の日もあるし、長いシーズンなんだから」と分析している。
スミス本人は「調子が悪い」と認めた上で「ヒットを打てない時はいつもそういうもの。だが、ボールは打てている気がする。正面を突いたりして、間を抜けるようなヒットが出ていないだけ。それが野球だ。われわれは常にスイングを改善し、より良くなろうと努力している。ただひたすらに」と話しているという。