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【柔道】阿部詩がまさかの2回戦敗退 連覇の夢絶たれ大号泣

東スポWEB 2024年7月28日 19時17分

【フランス・パリ28日発=中西崇太】パリ五輪の柔道女子52キロ(シャン・ド・マルス・アリーナ)が行われ、東京五輪女王の阿部詩(パーク24)が2回戦で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に敗戦。連覇が懸かった一戦で早すぎる終戦となった。

初戦は長野出身の出口ケリー(カナダ)に一本勝ちした詩だったが、2回戦で悲劇が待っていた。2分過ぎに内股で技ありを奪って優位に進めるも、3分過ぎに谷落としで背中からたたき落された。直後の詩はぼうぜんとした表情を浮かべ、畳から下りると崩れ落ちて大粒の涙を流した。

しばらく動けなかった詩に対し、会場からは「ウタコール」が沸き起こった。多くの観客が拍手とスタンディングオベーションで「ウータ、ウータ」と健闘をたたえた。涙の止まらない詩は関係者に支えられながら、会場を後にした。

大会前には「いつも通り、自分自身の100%の柔道ができればいいのかなと思う」と語っていたが、まさかの結末を迎えてしまった。

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