新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」28日福岡大会のBブロック公式戦で、ボルチン・オレッグ(31)がエル・ファンタズモ(37)を撃破し2勝目を挙げた。
デビューわずか1年3か月の大器が、G1の舞台で覚醒しつつある。トぺ・スイシーダ、ライオンサルトとファンタズモの空中殺法に苦しめられたボルチンだったが、サンダーキス86をカウント3を許さない。CRⅡを阻止して強引に担ぎ上げると、何とF5で場外へ放り投げた。
カミカゼをロープをつかまれて回避されたボルチンは、スイングDDTをキャッチし丸め技の応酬を展開。逆さ押さえ込みからショットガンドロップキックを決めると、最後はカミカゼで3カウントを奪った。
これで星取りを五分に戻したボルチンは「蹴りも飛び技もすごいから、やっぱり戦ってすごい勉強になったし。すごい自信になると思うし、もう次を目指して今年のG1初優勝を目指して頑張りたいと思うので。優勝したら今回勝った選手みんなに感謝します」と豪語。戦いを積み重ねるごとに成長し続ける大器が、台風の目となりつつある。