〝路上の伝説〟の終焉か。「超(スーパー)RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナ)で、「負ければ引退」を宣言していた朝倉未来(32)は平本蓮(26)に1回TKOで敗れた。
約4年にわたってSNSなどで激しい舌戦を繰り広げてきた平本とリングの上での決着戦は左の強打から連打を浴びて、わずか2分18秒での完敗。試合後は顔を血で染めながらぼうぜんと座り込み、平本に声をかけられた後は無言で退場し、試合後のインタビュー会場にも姿を見せなかった。
少年院に収容された経験があり、「不良」の更生などを目標とする格闘技団体「ジ・アウトサイダー」で頭角を現した未来。RIZIN参戦後も快進撃を続ける傍ら、ユーチューバーとしても人気ものとなり、1分間最強を決める人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」の社長も務めるなど、格闘家の枠を超えた活躍を見せてきた。
宣言通りならば引退。再び言葉を発するときはいつになるだろうか。