驚異の14歳だ。パリ五輪のスケートボード女子ストリート決勝で、日本の吉沢恋(ここ=14、ACT SB STORE)が金メダルを獲得した。世界ランキング1位の実力を五輪の大舞台でも発揮。東京五輪で優勝した西矢椛に続き、この種目で日本勢は2大会連続の金メダルとなった。
吉沢は「予選から1位通過できて、調子がよかった。この(メダルの)重量感と、1位を取って、ここまで頑張ってきてよかった。ここに自分を立たせてくれたのは、追いかけてきた先輩たちのおかげ。そこに感謝して、これからは追いかけられる存在として頑張っていきたい」と喜びをかみしめた。
さらに、4年後のロサンゼルス五輪に向けても意欲。「スケートボードは選手生命が短くて、全体的な平均年齢も低いので。そういうところを覆して、自分が大人になってもオリンピックに立てるんだよということを証明していきたい」と連覇へ意気込んだ。
世界ランキング2位の赤間凛音(りず=15)も銀メダルを獲得。東京五輪銅メダルの中山楓奈(ふうな=19、ムラサキスポーツ)は7位だった。