ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに今夏加入した日本代表DF伊藤洋輝(25)が、右足の中足骨の骨折で長期離脱する見込みとなった。
伊藤は28日の親善試合デューレン戦で先発出場したが、前半18分に右足を負傷。途中交代で退場した。
試合後にクラブは「医療チームが実施した診断で、中足骨の骨折が明らかになった」と発表。移籍金3000万ユーロ(約51億円)と鳴り物入りで入団した伊藤の負傷に、現地では衝撃が広がっている。
ドイツメディア「tz」は「バイエルンに負傷ショック…新加入の伊藤が長期離脱」と報道。「これはバイエルンにとって衝撃だ! 伊藤はデューレンとの親善試合で足を骨折した。ミュンヘンのチームは、この日本人新加入選手を、長い間恋しく思うことになるだろう」と長期の不在を嘆いた。
レギュラー候補だった伊藤の長期離脱が確実となり、名門はチーム再編を余儀なくされそうだ。
「バイエルンは今、伊藤の喪失にどう反応するかを決めなければならない。実は彼らは守備の選手の売却を望んでおり、特にDFマタイス・デリフトが売却候補と考えられていた。伊藤の長期離脱により、移籍市場におけるミュンヘンの責任者のアプローチが変わる可能性がある」と同メディアは指摘した。
伊藤の離脱は、9月から始まる北中米W杯アジア最終予選に臨む森保ジャパンにも大きな影響を与えそうだ。