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【中日】最下位転落の立浪竜 OB宇野勝氏が中島宏之二軍再調整&石川昂弥ら昇格のススメ

東スポWEB 2024年7月29日 5時14分

立浪竜が大ピンチだ。中日は28日の阪神戦(甲子園)で延長11回に3―4のサヨナラ負けを喫して5連敗。借金は今季最多の「11」となり、最下位に転落した。

2点ビハインドの9回に中田の適時打などで同点に追いつき、なおも一死満塁のチャンスをつくったが岡林、代打・中島が連続三振。立浪和義監督(54)は「9回に勝ち越せなかったのがね。投手が一番苦しかったところ。岡林も見送り(三振)だけは…。当てないと何も起こらない。(中島は)ヒット打ててないから焦りも当然あるでしょう。簡単に代打で打てるもんではないですけどね」と決めきれない打線を嘆いた。

これで首位・巨人とは11ゲーム差。「優勝」の2文字が遠ざかってきたが、OBで本紙評論家の宇野勝氏は「セ・リーグは抜けたチームはない。一番上は難しいけど3位までならまだ十分チャンスはある」とみている。

宇野氏が気にしているのが代打として起用されている中島の状態だ。中島は4月13日の阪神戦で右手に死球を受けて戦線離脱。5月14日に一軍復帰したが、なかなか調子が上がらず、開幕からここまで13打数無安打。打率0割0分0厘のままが続いている。それだけに宇野氏は「実績のある選手だが、今の状態では本人も精神的に苦しいだろう。一軍で起用するならファームで打って、自信をつけてからの方がいい」と二軍での再調整を勧めた。

さらに宇野氏は「ビシエドを昇格させて代打で使ってもいいし、何より石川昂は一軍に置いた方がいい。岡林と石川昂の2人が育ってくれないとドラゴンズは将来的にも苦しくなる」と一、二軍の入れ替えを行って打線の復調を目指すべきとも指摘。このままズルズルと沈んでしまえば3年連続最下位も現実味を帯びてくるだけに、何とか反撃のきっかけをつかみたいところだ。

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