パリ五輪の体操女子予選が28日(日本時間29日)に行われ、日本は団体で決勝進出を決めた。
エースの宮田笙子(19=順大)が喫煙&飲酒問題で出場を辞退。岸里奈(16=戸田市SC)、岡村真(19=相好ク)、中村遥香(16=なんばク)、牛奥小羽(19=日体大)の4人で戦うことを余儀なくされた。
団体の予選は1チーム5人のうち4人が演技をして、上位3人の得点を合計して争う方式。出場12チームのうち上位8チームが決勝へ進出する。日本は1人を欠く不利な状況にもかかわらず、大きなミスもなく4種目合計162・196点の4位で決勝進出を決めた。
エース不在を吹き飛ばす活躍に、ネット上では「チームの雰囲気が良いように見えました。宮田さんの辞退には賛否両論あるようですが、この一件はマイナスにはなっていない気がします」「あんなことがあって、かえってチームの結束力、個人の集中力が高まったようですね」「ヘンな事件があったとは思えない雰囲気でむしろびっくりしました」などと称賛や驚きの声が相次いだ。