Infoseek 楽天

【競泳】銀メダル・松下知之は自称「日本一の萩野マニア」 使用ゴーグルほぼ全てそろえる心酔ぶり

東スポWEB 2024年7月29日 11時11分

憧れの大先輩に大きく近づいた。パリ五輪の競泳男子400メートル個人メドレー決勝(ラデファンス・アリーナ)、初出場の松下知之(東洋大1年)が4分8秒62で銀メダルを獲得。今大会の競泳日本勢メダル第1号となった。

得意の自由形でライバルを振り切った。初出場ながらも、堂々たる泳ぎで自己ベストを1秒42更新。順位を確認後にこぶしを突き上げた若武者は「すごくうれしい。ラストはタフなレースになるというのは想定していた」と喜びをかみしめた。

かねて同郷で大学の先輩にあたるリオデジャネイロ五輪同種目金メダル・萩野公介氏の背中を追い続けてきた。「日本一の萩野マニア」を自認し「僕の水泳人生の中で理想系」と話すほど。萩野が使用していたゴーグルはほぼ全てそろえており、小学生の頃は熱湯での朝シャワーのルーティンを真似していたこともあるという。

そんな萩野は高校3年時に出場したロンドン五輪の同種目で銅メダルを獲得。4年後のリオデジャネイロ五輪への飛躍につなげた。大学1年の松下と1年の差はあるが、同じ系譜をたどっている。「自分はこの雰囲気をただ楽しむだけと思っていた。もう雰囲気に身をゆだねて、夢中になって泳いだ。最高の思い出になりました」と充実の表情。今回の経験をさらなる飛躍の糧にする。

この記事の関連ニュース