米女子ゴルフツアーの「CPKC女子オープン」最終日(28日=日本時間29日、カナダ・カルガリーのアールグレイGC=パー72)、39位から出た渋野日向子(25=サントリー)は3バーディー、5ボギーの74とし、通算3オーバーの48位だった。
最後まで伸ばせなかった渋野は「4日間通して言葉にしがたいゴルフだったのですごく残念です」と苦渋の表情。その上で最近の課題であるパッティングについて「途中までは良かったかなと思いますが、残り4ホールのパッティングを見ると、打ちきれなかったかなと思う部分は多かった」と力なく語った。
試合を中継した「WOWOW」で解説を務めた田中泰二郎は、ティーショットの際、渋野のアドレスに違和感があったという。スタンスが少しワイドになっていることで「ボール自体が左に差し込む感じが出てました。これは速いうちに食い止めないと。ゴルフってわずかなズレが積み重なって大きなズレになってくる。1ミリのズレは1ミリのうちに食い止めたい」と指摘した。
この変化について聞かれた渋野は「意図的ではないので、修正点かなと思います」とコメントしていたが、田中は「すぐに直る。全体的なバランスが上がってくれば十分に優勝争いは可能な選手だと思います」と語り、今後のツアー優勝を期待していた。