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荒木飛呂彦氏 初のパブリックアート作品を披露「待ち合わせの時にいいことがおきますように」

東スポWEB 2024年7月29日 15時3分

漫画家・荒木飛呂彦氏が29日、大阪・イノゲート大阪1階(31日オープン)で行われた「大阪駅西側地区アートプロジェクトWARP(ワープ)発表セレモニー」に出席した。

荒木氏は「ジョジョの奇妙な冒険」などの漫画作品を手がけ、国内外に多くのファンを抱える。

西日本旅客鉄道株式会社の長谷川一明社長は「古い歴史を継承しながら現在に生きる主人公の姿を通して、世界に様々なメッセージを発信いただいている荒木先生に『アートを手がけていただこう、このプロジェクトに参画していただこう』というプロジェクトチームの思いで先生を招へいした」と語った。

初挑戦のパブリックアート「THE FOUNTAIN BOY」の横に立った荒木氏は「依頼があった時、昔ここに『噴水小僧』というモニュメントがあり、今は博物館で眠っていると。それを新しい形で復活させたいという…。すばらしいなと思った」と切り出した。

披露されたアート作品には漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンド7体が記されている。「パワーが強い順です。あと噴水なので、雨を降らせるスタンド『ノーベンバーレイン』っての」と作品を解説。

続けて「通行する人たちの癒やしであり、希望であり、これからの幸運へのパワーって意味です。待ち合わせの時に〝いいことがおきますように〟っていう願いで描かせていただきました」とにっこり。

スタンドの下に描かれた少年は噴水小僧からインスピレーションを得たという。「(昔の噴水小僧の)お写真を見た時に、くるくるという髪の毛でおぼんのような物を持ってるんです」とし、「雨とか水を受け取ってるポージングです」と説明した。

今回は、丸い形の絵に取り組むという挑戦でもあったという。「漫画って四角い紙に書いてるんですね。(丸い形は)構図が難しい。(キャラクターを)どこに配置するかとか難しかった。円の絵なんてあまり描きませんね」と明かした。

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