格闘技イベント「超（スーパー）ＲＩＺＩＮ．３」（２８日、さいたまスーパーアリーナ）で平本蓮に敗れた朝倉未来（３２）が今後について自身のＳＮＳに投稿した。
未来は約４年にわたりＳＮＳなどで舌戦を繰り広げてきた平本との決着戦に臨むも左の強打から連打を浴び、２分１８秒でＴＫＯ負け完敗。試合後は顔を血で染めながらぼうぜんと座り込み、平本に声をかけられた後は無言で退場し、試合後のインタビュー会場にも姿を見せなかった。
戦前から「負けたら引退」を公言していただけに去就に注目が集まり、試合後には親交のある那須川天心も「Ｘ」に「引退しましょう １、２年だけ」と未来にメッセージと思われる投稿。〝バカサバイバー〟こと青木真也も「勝負に対するモチベーションが低いんじゃないかな。多分、戦いに対する〝イップス〟なんだと思う。１回引退をした方がいいよ。それくらいじゃないと、ここまでのイップスは治らない」と同様にリングから距離を取るようにすすめていた。
渦中の未来は一夜明けた２９日昼に自身のインスタグラムを更新。「沢山の応援ありがとうございました ４万人の景色見れて良かった！」とファンへの感謝をつづる。一方で「格闘技が好きなので練習は続けるし、色んな選手のサポートをしたり、格闘技界に貢献していけたらと思う 自分が戦うのは一旦終わりにします」と引退を示唆したものの〝一旦終わり〟などとして明言は避けた。そして「１９歳から地下格闘技でデビューして３２歳まで色んな体験をさせてもらいました 格闘技が人生だったと思う ありがとうございました」と締めくくった。
格闘技人気をけん引した未来はこのままグローブを置くのか、それとも――。