イングランド・プレミアリーグのリバプールが、フランス1部マルセイユからの日本代表MF遠藤航(31)の獲得オファーを拒否したと、英メディア「BBC」などが報じた。
昨夏にドイツ1部シュツットガルトから加入した遠藤は、昨季序盤こそ適応に苦しんだが、定位置を確保。今季はアルネ・スロット監督体制でどのような起用になるか注目される中、昨季までブライトンを指揮したロベルト・デゼルビ監督率いるマルセイユが遠藤獲得のオファーを1180万ポンド(約23億円)で出したが、リバプールは拒否したという。
ただ、これで新シーズンもリバプールでプレーすることが保証される状況ではないようだ。英紙「デーリー・メール」のリバプール担当、ルイス・スティール氏は「リバプールは日本代表キャプテンの放出を急いではいないが、関心のあるクラブは(マルセイユの)ほかにもある」と指摘。ドイツのクラブからも関心を集めているようだ。
その上で「マルセイユが2度目のオファーを出すかどうかはまだ分からない」と付け加えた。今夏のリバプールは目立った補強はしておらず、その動向次第で玉突き人事が起きてもおかしくない。そこに遠藤が絡む可能性がないとは言い切れない。