連勝の波に乗れるか――。３０日の阪神戦（甲子園）に先発する巨人・山崎伊織投手（２５）が２９日にジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。最高気温３７度の酷暑の中、グラウンドでキャッチボールや走り込みをして汗を流した。
後半戦初登板に向け、「何か変わっている思いはないです。（登板が）２週間空いているので、しっかりと１００％でいけるように準備したいと思います」と淡々と語りながらも気を引き締めた。
チームは球宴を挟み５連勝中で後半戦３連勝発進と勢いは続いたままだ。「本当にいい試合を３試合していたので、自分もしっかりとそこ（連勝）を止めないように、後ろにしっかりとつないでいきたい」と勝利だけを求める。
２３日に初出場を果たした球宴では２イニングを投げて無失点と好投。右腕は「めっちゃ楽しかったです」と球界を代表するトップ選手たちからも刺激を受けた様子だ。
２９日現在、巨人は今季最多の貯金「１１」とし、２位・広島とのゲーム差を３と広げ、首位独走の流れに乗り始めている。３０日からの阪神３連戦は鬼門の甲子園で伝統の一戦。昨季は６勝１８敗１分け（うち甲子園は３勝１０敗）と大きく負け越した虎相手に今季はここまで８勝６敗１分と２つの貯金をつくり、意地を見せている。山崎伊も好投を見せ、チームの勢いをさらに加速させるつもりだ。