【フランス・パリ29日発】パリ五輪のフェンシング個人戦(グランパレ)、女子サーブル3回戦が行われ、日本選手団の旗手を務める江村美咲(立飛ホールディングス)が韓国選手に7―15で敗戦。金メダルへの道が閉ざされた。
世界選手権2連覇中の江村は、初戦から苦戦を強いられた。ウクライナ選手を相手に序盤から4連続失点を喫する。それでも同点に追いつくと、最後は14―14の場面で1点を取って逃げ切った。
3回戦も序盤から韓国選手のペースで試合が進む。江村も必死の攻撃で粘りを見せるも、終盤に突き放された。
江村は大会前の取材で「自分らしく正々堂々と最後まで戦い抜いて、結果は後からついてくると信じたい」と語ってたが、勝利の女神はほほ笑まなかった。