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【新日本・G1】IWGP世界王者・内藤哲也がSANADAから2勝目で逆襲宣言 「俺は全然疲れてないぜ」

東スポWEB 2024年7月29日 22時37分

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」29日福岡大会のAブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(42)がSANADA(36)から2勝目を挙げた。

内藤は1月4日東京ドーム大会、2月札幌大会でSANADAとIWGP世界ヘビー級王座戦を戦い、ともに勝利を収めている。今年だけで3度目のシングルマッチは、互いに手の内を知り尽くした者同士、高度な読み合いの連続となった。

デスティーノをTKOで切り返された内藤は、シャイニングウィザードからラウンディングボディープレスを浴びてしまう。それでもこれをカウント2で返すと、デッドフォールをバレンティアで切り返した。

粘るSANADAはデスティーノを回避してオコーナーブリッジで丸め込むが、内藤はこれもキックアウト。デッドフォールを切り抜けてコリエンド式デスティーノで再逆転すると、最後はついにデスティーノで激闘に終止符を打った。

リング上でマイクを握った内藤は「今現在、俺は2勝3敗。IWGP世界ヘビー級王者、前年度優勝者としてエントリーしてるはずなのに、情けない成績ですよ。でも! 次戦勝利して星を五分にする。そしてG1クライマックス2連覇、成し遂げてみせますよ」と逆襲宣言。最後は代名詞の「デ・ハ・ポン」大合唱パフォーマンスで大会を締めくくった。

本調子ではない戦いが続き前半戦だけで3敗を喫してしまった王者だが、ライバルとの天王山を制し上昇ムードだ。「俺に余裕があるように見える? めちゃめちゃ余裕だよ。今日の勝利で2勝3敗、次戦(8月3日、大阪)で星を五分に戻せるかが重要になってくるんじゃない? ゲイブ・キッドって選手、いまものすごく勢いがあるよね。お客さまの期待感も背負ってるし、めちゃめちゃいい選手だと思ってますよ。このG1において、すごく重要な戦いになることでしょう」と気を引き締めた。

「俺は全然疲れてないぜ。ダメージもゼロとは言わないけど、100段階で2くらいかな」と不敵な笑みを浮かべ会場をあとに。〝逆転の内藤哲也〟が連覇、そして団体最高峰王者としてのG1制覇へ突き進む。

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