パリ五輪のフェンシング個人戦(グランパレ)で女子サーブル3回戦が行われ、日本選手団の旗手を務めた江村美咲(立飛ホールディングス)を崔世彬(韓国)が15―7で破り、母国韓国では〝日韓戦〟の勝利に沸いている。
優勝候補の筆頭だった江村から金星を奪った崔の躍進は、韓国でも注目度が急上昇。韓国放送局「KBS」は「世界ランキング1位も簡単に倒せた」とその強さをたたえ、「2000年生まれで世界ランキング24位の崔世彬は今年1月、チュニス・グランプリで銅メダルを獲得し、国際大会の個人戦で初めて入賞した」と一躍シンデレラガールとなった崔のキャリアを紹介。そして「2022、23年の世界選手権優勝者の江村を相手に容易に勝利を収めた」と〝圧勝〟だったことを重ねて強調した。
同国メディア「スポーツソウル」も「ランキング1位で金メダル候補の江村を圧倒する」などとその強さを際立たせる報道ぶり。フェンシング〝日韓戦〟の金星で、韓国ではニューヒロイン候補と話題になっているようだ。