〝日本出身対決〟となったパリ五輪の柔道女子57キロ級決勝で、長野県出身の出口クリスタ(カナダ)が東京都出身の許海実(韓国)を延長の末で撃破して金メダルを手にした。
延長に入る激戦は、ともに指導を受ける展開となり、最後は許が指導3となって出口の反則勝ちが決定した。
だが、許は指導に納得いかない様子で陣営も抗議の姿勢を見せた。韓国でも〝誤審騒動〟として話題になっており、同国紙「スポーツ韓国」は「なぜ許海実にだけ指導なのか」と特集を展開。「許は積極的に攻撃を仕掛けたが、逆に許に指導が与えられて敗れてしまった。出口に指導が与えられなければならない。出口が意図的に右の袖をつかまないように防いでいる。これは反則だ」などと解説委員の見解を報じた。
また、韓国ファンからの声も伝え「柔道のルールを理解できていないのだろう。楽しさがなくなった」などの反応を強調している。
今大会の柔道では日本勢にも不利な判定が相次いで誤審騒動が大きくクローズアップされている。韓国でも大騒動となりそうだ。