パリ五輪のバスケットボール男子日本代表が１次リーグ第２戦のフランス戦を３０日（日本時間３１日）に控える中、トム・ホーバス監督（５７）の采配に批判が高まっている。
日本は２７日に行われた初戦のドイツ戦で７７―９７と大敗。格上だけに地力の差を見せつけられたが、一時は接戦に持ち込んでいただけに、采配次第では結果が変わっていたとの見方も出ている。
これまでホーバス監督の采配は称賛ばかりだったが、ドイツ戦を境に風向きが変わりつつある。
ファンからはＳＮＳ上で「場面があったとしても３Ｑまでにあそこまでの完成度なんだから、河村じゃだめだったんだよ。ガチでこれに関してはホーバスの采配ミス」「ホーバス采配同意しかねる」「一見チームプレーをして見えても、困ったら八村任せでしたから。今日の試合はホーバス監督の采配がドイツのＤＦにアジャストできなかったことが敗因だと思います」「負けチームが追い上げる為の采配というよりも、勝ちチームが逃げきる為の采配に見えた」などと疑問の声が噴出している。
特に脚光を浴びているのが、３ポイントシュートを得意とする富永啓生の〝軽視〟だ。ドイツ戦では出場時間がわずか４９秒で、何もするチャンスがなかった。
そのため「日本ベンチの動きが追い付く気があると思えないんだよな。４ファウルだとしても河村戻すの遅いし、富永入れてチャンスに賭けることもしない」「トム・ホーバス…ほんとに何をしたいのか分かりません なんであの采配なのか、全部言ってくれよ、富永啓生入れてみろよ」「「富永啓生を出せ！ 勝ちたいならそれ以外ないだろ！ ホーバス酷すぎだぞ！」と、富永を勝負所の切り札として起用しないホーバス采配に批判が高まっているのだ。
そうした点も踏まえて「まず！ 監督の選手の使い方が悪いと思った！ なぜ、ホーバスさんは富永を使わないの？ 富永がスリーをこの試合１本も打ってないのに使わないのはどうかとおもった！ ぶっちゃけ富永がのっていれば勝てた試合だった！」と、ドイツ戦も富永など選手の用兵次第では金星もありえたとの指摘が出ている。
運命のフランス戦はホーバス采配が勝敗の行方を左右しそうだ。