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【西武】平良海馬の中継ぎ再配置転換にMLB関係者が熱視線「あのストレートをもう一度…」

東スポWEB 2024年7月30日 6時10分

西武・平良海馬投手(24)の中継ぎ再配置転換をMLB関係者が注目している。

先発転向2年目の今季は右前腕の張りにより、5月9日に登録抹消。長期離脱を余儀なくされてきた。

そんな右腕は先日22日、BC・栃木との三軍戦で約3か月ぶりに実戦復帰。2回23球を投げ、1安打無失点4奪三振と復活に向けて順調なステップを踏んでいる。

8月上旬にも一軍復帰が実現しそうな平良に対し、渡辺久信監督代行(58)は「来年以降は分からないけど、今年は後ろでいく予定」と本人と話をした上で、2022年以来の中継ぎ再配置転換の了解を得たことを明言している。

最速160キロのストレートと多彩な変化球で相手打者をねじ伏せ、21年には阪神・藤川球児を抜き開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を樹立。計203試合(194回2/3)に登板し、防御率1・66、230奪三振をマークした中継ぎ時代の4年間(19~22年)は圧倒的な存在感を放っていた。

19年から先発転向の希望をフロントに訴え、自らのトレーニングのため将来的なメジャー挑戦に向け、昨シーズンから先発転向を実現させた。だがストレートの球速は150キロ台前半に抑えられ、配球も変化球中心。平良を継続調査するメジャー関係者からは「結果的に7回2失点にまとめるソツのない投球だが、セットアッパー時代の輝きを見ているだけに正直に言えば物足りなさを感じてしまう」(ア・リーグ球団スカウト)との評価が聞かれていた。

しかし一時的とはいえ、今回の再配置転換にメジャー関係者も「打者が狙っていて打てない、あのストレートをもう一度見てみたい」と前のめりになっている。

とりわけプロ野球の世界における「仕事」は、自分の欲求よりも人に求められてやる役割の方が結果的に輝くケースが多い。再配置転換を求めた渡辺代行、そして見る側の期待値も高いのは、やはり平良が中継ぎ時代に残した記録と記憶がスペシャルだったということだろう。

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