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1試合2発!キング独走のジャッジがヤンキース首脳陣にも〝一発〟 さらなるトレードを熱望

東スポWEB 2024年7月30日 16時24分

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が29日(日本時間30日)の敵地フィリーズ戦で1試合2発となる38、39号を放った。今季3度目のマルチ弾でア・リーグのキング争いでは2位に9本差をつける独走状態。打点も99に伸ばし、14―4の勝利に貢献した。そんな大砲が試合後に語った発言が注目を集めている。

トレード期限が米東部時間30日午後6時(日本時間31日午前7時)に迫る中、記者団から「もっと動き出すことを考えてるか?」と尋ねられたジャッジは「他のチームが動き出しているので、自分たちも動き始めればいいと思っている」と、ロースター強化のためさらなるトレードを熱望。ヤンキースは27日にマーリンズからバハマ出身のジャズ・チザム・ジュニア外野手(26)を獲得し、移籍2戦目となったこの日はジャッジのバットを拝借して1試合2発を放ち、大きな戦力となることをアピールした。それでもポストシーズンを勝ち抜くためには、おかわりが必要だという。

ヤンキースは63勝45敗でア・リーグ東地区首位のオリオールズとは0・5ゲーム差の2位。チームリーダーの〝トレード要求〟は波紋を呼び、米メディア「ヘビー」は「39本目の本塁打を放ったアーロン・ジャッジはヤンキース経営陣のオフィスにも一発を放った」と報じた。

一方、「クラッチポインツ」は「ジャッジの指摘は正しく、ヤンキースはロースター強化のため、さらにいくつかの動きをしなければならないかもしれない。特にブルペンはここ1か月でかなり不安定になっている」とし、いずれもチームで守護神を務めるマーリンズのターナー・スコット(30)、レイズのピーター・フェアバンクス(30)、ナショナルズのカイル・フィネガン(32)の3選手をヤンキースが調査していると伝えた。

「チザム・ジュニアの獲得ですでに大ヒットトレードを行ったが、ニューヨークはその栄光に甘んじるわけにはいかない。ライバルたちが連勝に向け準備を進め、ヤンキースがここ1か月ほど最高の野球をしていない中、アーロン・ジャッジはインパクトのある選手をもう一人連れてくることが、ワールドシリーズの王座を争うという彼らの望みに大きく貢献する可能性があることを知っている」(クラッチポインツ)。タイムアップが刻一刻と迫る中、ジャッジが望むサプライズは実現するのか。

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