体操男子団体決勝で日本に及ばず銀メダルとなった中国のエース張博恒がかけたファンに対するねぎらいの声が、中国で話題となっている。
決勝では、最終種目の鉄棒２番手で登場した蘇煒徳がまさかの２度落下。最後に演技したエースの張は１４・３３７点をマークしたが日本に及ばず。日本が２大会ぶりに金メダルを獲得し、中国は銀メダルとなった。
演技前後に日本のエース橋本大輝と抱擁を交わし、失敗した蘇を励ます様子に、日本のＳＮＳでも「なんてイケメン」「スポーツマンシップですね」と張に好印象を抱く人も多かった。そんな張は試合後、自身のウェイボーでファンに対しても感謝のコメント。「なんというか、寝ていない人も多いと思います。中国体操を応援してくれてありがとうございます。難しいことも多かったけど、みなさんが、私たちがもっと良くなることを願っている事を知っています。いつも支えてくれて、夜更かしして試合を観てくれるから私はもっと頑張れるし、やる気も出てきます。だから皆さんも体調を整えて、早めに休んでください。おやすみ～」と記した。
これにはファンから「みんなをねぎらうなんてすごい…」「本当によく休んでね。感情を押し殺さないで」「自分を責めないで」「全能の神。応援している」とエールが続々寄せられている。
個人総合も控えている張。橋本らとの激闘が話題となりそうだ。