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トレードは他人事なのか ドジャース・ロバーツ監督の〝無知発言〟に失望の声

東スポWEB 2024年7月30日 17時32分

大谷翔平が所属するドジャースは29日(日本時間30日)、2件のトレードを成立させた。3球団8選手による大型トレードでカージナルスからトミー・エドマン内野手(29)、ホワイトソックスからマイケル・コペック投手(28)を獲得。レイズからはアメド・ロサリオ内野手(28)が加入する。ドジャースからは内外野を守るミゲル・バルガス内野手(24)らが交換要員となった。

エドマンは2021年に二塁手でゴールドグラブ賞に輝いたが、故障で今季のメジャー出場はない。救援右腕のコペックは今季43試合で2勝8敗9セーブ、防御率4・74。ロサリオは昨季途中からドジャースでプレーした内外野を守れるユーティリティープレーヤーだ。

トレード期限が翌日に迫る中、滑り込みで補強に打って出たが、トレードについてのデーブ・ロバーツ監督の発言が波紋を呼んでいる。指揮官は地元紙「LAタイムズ」に「まだ何かが必要だと信じている。それがどこにあるのか、何なのか、誰なのか、私には分からない」と他人事のように語り、チーム編成に関して口が挟めない立場であることを示唆。これが失望を呼んだ。

米メディア「ドジャース・ウエイ」は「フロントオフィスが誰を追いかけているかについて監督はあまり発言権を持っていないことは分かっているが、ロバーツがもろ手を挙げて無知を主張するのは必ずしもよい兆候ではない。ロバーツが組織の上層部と連絡が取れていないように見え、彼自身が具体的な解決策を見ていないように思える」と指摘した。

さらに「マネジャーは(ロバーツ監督が)チームの印象を悪くするような心配な発言をしないように、もう少し積極的に思考プロセスに介入してみたらどうか」と進言。現場とフロントが一枚岩ではないことを暗示させる発言となっただけに、ドジャースファンの動揺を招く結果となった。

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