このまま勢いに乗るか。パ2位のロッテが30日、西武戦(ZOZOマリン)に7―6でサヨナラ勝ち。これで今季開幕から西武戦12連勝となり、貯金も8に増やした。
2点をリードされて迎えた8回裏にソトの13号ソロなどで3点を奪って逆転に成功。9回に再び6―6の同点に追いつかれたものの、その裏に二死満塁から小川が鮮やかなセーフティースクイズを決め、執念で劇的勝利を手繰り寄せた。
試合後の吉井理人監督(59)は最後の劇的シーンについて「小川に回るのは2アウト満塁しかなかったんで。アイデアとしてセーフティーあるよというのは小川にも伝えてもらってて。また小川がするかどうかという勇気は…。勇気あったですね」と振り返り、白い歯をのぞかせた。
試合前に球団側はMLB通算103勝を誇るダラス・カイケル投手(36)の獲得を発表。アストロズ時代の2015年にサイ・ヤング賞にも輝いた大物左腕の緊急補強でパ上位戦線に生き残りをかける腹積もりだ。
また、この日は「右上肢のコンディショニング不良」で今季2度目の出場選手登録抹消中となっている佐々木朗希投手(22)が一軍練習に合流し、ブルペン投球を行った。8月1日の西武戦(ZOZOマリン)で6月8日の広島戦(マツダ)以来、54日ぶりの一軍戦先発が濃厚となっている。
元サイ・ヤング賞左腕の獲得と令和の怪物の復帰を追い風にし、白星を積み重ねていきたいところだ。