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【スターダム】刀羅ナツコ H.A.T.E.で目指す歴代極悪軍団超え「尊敬してるけど超えたい」

東スポWEB 2024年7月31日 6時13分

女子プロレス「スターダム」の「大江戸隊」改め「H.A.T.E.(ヘイト)」率いる新ワールド王者・刀羅ナツコ(33)が、団体に新風を巻き起こす。

28日の札幌大会で舞華を破り、悲願の同王座を初戴冠。「ようやくこのベルトを手にした。ここから私たちヘイトがスターダムを乗っ取ってやる!」と豪語する。

2016年10月にデビューした刀羅は、21年7月に当時の王者・林下詩美に初挑戦。だが、試合中に左膝前十字靱帯断裂を負い、約1年3か月の欠場を強いられた。昨年10月に中野たむに挑戦して以来、3度目の挑戦で団体最高峰王座を腰に巻いた。「私にとって赤いベルト(ワールド王座)って、挑戦するとケガがつきまとうからトラウマになってた部分もあった。でもいつか必ず巻いてやるって思ってた」

札幌大会の試合中には、1人で「クイーンズ・クエスト(QQ)」を背負っていた上谷沙弥が極悪軍団に電撃加入。大きな波紋を呼んだ。裏切られた舞華に対し、刀羅は「勝手に上谷を信じて、いいことだけを想像して生きてきた舞華は私のいい踏み台になってくれた。どうもありがとう」と高笑いだ。

気になるのはいつ上谷と結託したかだが、この件には「ハハハ、そんなやわなこと聞くんじゃねえよ」。その上で「前から上谷の居場所はQQじゃないと思ってた。ヘイトは話題性も強さもビジュアルもナンバーワンにならないといけないから、上谷は必要だった」と新戦力に期待をかける。

小波に続き上谷が加入したタイミングで、15年に設立された大江戸隊の名称を改めた。「今まで歴史を守っていくことが一番大切だと思ってたけど、それじゃあ先には進めない。大江戸隊の最後のリーダーとしてベルトも取った。ヘイトの初代リーダーとして赤ベルトを持って、女子プロ界のナンバーワンになる」

目指すは歴代の極悪軍団をも超越した存在だ。ダンプ松本に憧れを持つ刀羅は「先輩方を尊敬してるけど超えたい。女子プロレスがアイドル化してるとか、下火になってるとか、見てもないヤツに言われるのが一番ムカつく。そういうヤツらのイメージも全部ぶち壊したい。それができるのはヘイトだけだし、私だけ」ときっぱり。最後に短髪&金髪ヘアにした理由を聞くと「暑いからに決まってんだろ。おしゃれだよ」と言い残し、姿を消した。令和の極悪女王が業界盟主を真っ黒に染める。

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