ブルージェイズの菊池雄星投手（３３）が１対３のトレードでアストロズに移籍。新たな戦力となる左腕をイスパーダ監督が高く評価した。
３０日（日本時間３１日）、ヒューストンで取材に応じた指揮官は菊池について、「力強い投球をして、長く試合で投げることができる」と期待を寄せた。菊池は３１日（日本時間８月１日）に合流する見込み。
７年連続でプレーオフ進出中のアストロズは今季もア・リーグ西地区で首位争いをしているが、故障者が相次ぐ先発投手の穴を埋めるため菊池を補強した。今季は４勝９敗、防御率４・７５と負けが先行しているものの、メジャー６年目でけがなく活躍する左腕の評価は高く、イスパーダ監督は「彼は長年にわたってとてもいい状態で、安定している」と語った。
オフにＦＡとなることから早くからトレード候補としてマーケットに名前が挙がっていた菊池。地区最下位だったブルージェイズから地区首位のアストロズに戦いの場が移った。アストロズは若手有望株３人を放出してまで左腕を獲得した。新指揮官の下、菊池が白星を重ねていけるか注目だ。