パリ五輪サッカー男子1次リーグD組4最終戦(30日=日本時間31日)で日本はイスラエルに1―0と快勝。3連勝で1位通過を果たした。準々決勝(8月2日=同3日)で2021年東京五輪準決勝でメダルを阻まれたスペインと激突するが、元日本代表FW城彰二氏(49)はメダル獲得に太鼓判を押した。
日本は初戦でパラグアイに5―0で圧勝すると、2戦目のマリに1―0で勝利した。この日の最終戦も、好調のGK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)がファインセーブを連発。何度もあったピンチを防ぐと、0―0で迎えた後半アディショナルタイムにエースFW細谷真大(柏)が今大会初ゴールとなる決勝弾を決めて、無傷で勝ち上がった。
日本テレビ系で中継された試合で解説を務めた城氏は後輩たちの活躍に目を細め「メダルが見えている。今までで一番可能性がある」と指摘。今大会は、五輪世代のMF久保建英(レアル・ソシエダード)やGK鈴木彩艶(パルマ)らA代表にも選出されている実力者が不在な上、24歳以上のオーバーエージ(OA)選手も選ばれていないが〝過去最強チーム〟と認識しているようだ。
準々決勝(8月2日=同3日)ではスペインと対戦する。城氏は優勝候補に挙げられる強豪との激突について「サッカーをよく知っている。勝ち方を知っている」と警戒しながらも「日本はバランスがいい。圧倒するかもしれない」と予測していた。