パリ五輪バスケットボール男子1次リーグ第2戦で、日本はフランスに90―94で惜敗。強豪をあと一歩まで追い詰めた日本の奮闘が中国でも話題となっている。
日本は米プロバスケットボールNBAで活躍する222センチのビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)擁する開催国を相手に、大奮闘。終盤残り約10秒で4点差のリードをつけたが、相手に3ポイントシュートを許した上、河村勇輝がファウルを取られ、フリースローで同点に追いつかれた。〝世紀の大誤審〟と物議を醸すジャッジで流れが変わり、延長の末勝利を逃した。
中国でも地元びいきの判定が話題となる一方で、日本の強さに脚光が集まった。SNS「ウェイボー」では「日本バスケットボール スラムダンク」がトレンド入り。「日本のプレーは実写版のスラムダンクを見ているようだった。あと一方でフランスから大勝利を奪うところたった」「河村はリアル宮田リョータだ」「子供のころに見たスラムダンクを見ているようだった。男子日本代表は、最後まで粘り強く取り組み、スポーツの魅力を発揮し、フランスにも勝利を収めるところまで追いついた。これが中国だったら、どんなにうれしかったか想像もつかない!」と称賛の声が上がった。
また中国メディア「新浪体育」はチーム最多29得点を挙げた河村について「172センチの河村が常識を覆す」と報道。同「網易」は「河村のようなガードはまさに中国が望んでいる存在だ」と手本だと伝えた。
大注目の一戦となった。