左ヒザ手術のため負傷者リスト（ＩＬ）に入っているエンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手（３２）の復帰は大幅に遅れる見込みとなった。エンゼルスのペリー・ミナシアンＧＭが３０日（日本時間３１）、米メディアの取材に応じ「彼のリハビリを全般的に打ち切るつもりだ」と語ったという。
トラウトは５月３日に左ヒザの半月板断裂を修復する手術を受けた。リハビリ期間は通常１、２か月で、当初はこの日迎えたトーレードデッドライン前に復帰してくるると言われていた。だが、トラウトはすでに３か月も欠場している。
２３日にはマイナーの公式戦に約３か月ぶりの実戦復帰を果たしたが、ヒザの痛みを訴えて２回で交代。ＭＲＩ検査では異常は見られなかったが、リハビリ実戦はこの１試合にとどまっている。ランニング再開もままならないそうで、リハビリプランの見直しを余儀なくされたという。「詳細は話さない」という同ＧＭは「シーズン終了前に復帰できるのか？」の質問には「様子を見るよ」とだけ答えたという。
トラウトは戦線離脱するまで今季は２９試合に出場し、打率２割２分ながら１０本塁打をマーク。チームは４７勝６０敗の借金１３とア・リーグ西地区４位に低迷しており、主砲の復活を誰もが待ち望んでいる。ただ、復帰の見通しはいまだにたっていない状況で今季絶望の可能性も出てきた。