誤算に次ぐ誤算だ。巨人が３１日の阪神戦（甲子園）で先発のフォスター・グリフィン投手（２９）が４回４失点、２番手・泉圭輔投手（２７）が２回４失点と投壊した。
序盤から阪神打線の猛攻を止められなかった。先発のグリフィンは初回に２本の安打と四球で二死満塁のピンチを招くと、大山、野口と２者連続押し出し四球。さらには木浪、及川にも適時打を許し一挙４点を失った。
なんとか２点を返し２―４で迎えた５回からマウンドに上がった２番手・泉も振るわず。５回こそ打者３人でピシャリと抑えたものの、１点を返して３―４とした回またぎの６回には、二死二塁と追い込んでから中野、佐藤輝、野口に適時打を浴びて４失点と炎上。反撃ののろしをかき消す背信投球に、ベンチの阿部監督も無表情のまま視線を下に向けるほかなかった。