新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」３１日山口大会のBブロック公式戦で、ＮＥＶＥＲ無差別級王者のＨＥＮＡＲＥ（３１）が上村優也（２９）から３勝目を挙げた。
新世代の上村との公式戦は一歩も譲らない意地の張り合いとなった。上村のドロップキックからダイビングクロスボディーアタックを浴びたＨＥＮＡＲＥは、フロッグスプラッシュをヒザで迎撃。しかしＳｔｒｅｅｔｓ ｏｆ Ｒａｇｅを阻止されると、ジャーマンスープレックスホールドで反撃を許した。
２回目のＳｔｒｅｅｔｓ ｏｆ Ｒａｇｅ狙いも、今度はドラゴンスープレックスホールドで切り返されてしまう。それでもカンヌキスープレックスだけはヘッドバットで阻止する。上村もヘッドバットで応戦してきたが、ＨＥＮＡＲＥは飛び込み式ヘッドバットを発射。ついにＳｔｒｅｅｔｓ ｏｆ Ｒａｇｅをさく裂させて３カウントを奪った。
上村との初対決で王者の貫禄を示したＨＥＮＡＲＥは「今日はお前がレベルアップしていることを見せてくれた。お前は皆に、自分が『ストロングスタイル』だって言ってるんだろ？ だがこのガイジンはお前とまったく同じ世界で努力し、スクワットをし、チャンスを求めてニュージーランドでの生活を捨て、ここに来ている。俺がここに来たのは、自分自身を打ち破り、本当の自分を見せるためだ」とキッパリ。新日本で積んできたキャリアに絶大な自信をのぞかせつつ「俺はこのＮＥＶＥＲのベルトを手に入れ、自分がやるべきことを貫き通しここにいる！ 上村、再戦したいか？ いつでもいいぞ？ だが忘れるな。ストロングスタイルのベルトを持っているのは、お前ではなくこの俺だ」と勝ち誇っていた。