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国民民主・玉木雄一郎代表 猛烈な大雨の中で街頭演説「やると決めたことは絶対にやります!」

東スポWEB 2024年7月31日 22時11分

国民民主党の玉木雄一郎代表が31日、東京・池袋駅東口で開いた街頭演説会で、日本銀行が金融政策決定会合で政策金利を0・25%程度まで引き上げを決めたことに言及した。

物価や住宅ローンの利払いに大きな影響を与える金利の引き上げ。玉木氏は猛烈な大雨に見舞われたが、聴衆に拍手で迎えられマイクを握ると「私はひと言でいうと、利上げは早すぎると思います」と持論を述べた。

「いま可処分所得が十分に増えない状況のなかで消費が伸び悩んでいる。そこで金利を上げてしまうと特に住宅ローンを借りている人は変動金利が上がりますから、毎月のローン支払いが増える。そうすると手元に残るお金が減るので消費が減ってしまう。この悪循環に陥ってはダメなのでもうちょっと待ってもいい。安定的に実質賃金がプラスになってくるのを確認してから、金融政策を変更しても遅くはない思っています」と訴えた。

この考え方に「円安を放置するのか!」と言われることには「日本が金利を上げるだけではなかなかドル高・円安は直らないです。いまアメリカ経済が絶好調なので金利を釣り上げてもなかなか景気が冷えてこない。そういうなかで日本だけが金利を上げても為替は動かないし、むしろ副作用だけが日本経済、特に家計消費にマイナス影響がおよぶので、もうちょっと待つべきだと政府や日銀に申し上げたい」と述べた。

大きな雨粒が聴衆たちの傘に激しく叩きつけなか、同党の経済政策についてはこう主張した。

「シンプルです。みなさんのお給料が上がることにつながることは全部やろう。みなさんのお給料が上がることにマイナスになることは全部やめよう。家計の所得が増えることや経済が元気になることはやろうと。増税や急速な値上げでは、いまは避けましょうと極めて整合的なことを申し上げています」

終了後、玉木氏は演説会を中止しなかったことに「やると決めたことは絶対にやります」と力強く語った。

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