【フランス・パリ31日発】バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)が今後の戦いに向けた〝カギ〟を明かした。
パリ南アリーナで行われたパリ五輪の1次リーグ第2戦では、東京五輪銅メダルのアルゼンチンに3―1で勝利。通算成績を1勝1敗とし、8強入りへ大きく前進したが「五輪は勝つのが難しいと感じた一戦だった。勝つのは難しいというのはやっていた選手が一番感じている」と厳しい表情で振り返った。
この日は11得点をマークも、本来の出来には程遠かった。1972年ミュンヘン五輪以来の金メダルを目指すにあたり、まずは1次リーグ突破が必須となる。次戦は五輪3大会金メダルの米国と相まみえる。「まだこの後に米国戦がある。そこで僕たちの順位だったり、予選通過できるできないに大きく関わってくる。やっぱり気が抜けない」と力強く語った。
初陣のドイツ戦は2―3で敗戦。要所での決定力に欠き、苦戦を強いられた。それでも「今日の1セット目は非常に良かったと思うし、ドイツ戦よりはブレイクチャンスをしっかりものにできていた」と一定の評価を下しつつ「ブレイクチャンスだったり、アタッカーのミスが少し目立った試合にもなった。僕もそうだが、そこのパフォーマンスをすぐに修正していきたい」と反省も忘れなかった。