パリ五輪のサッカー女子は３１日（日本時間８月１日）に１次リーグ最終戦が行われ、日本はナイジェリアに３―１と快勝した。
日本はＦＷ浜野まいか（チェルシー）のゴールで先制すると、ＦＷ田中美南（ロイヤルズ）が追加点を奪う。
その後に１点を返されて嫌なムードが漂う中で、それを払拭する驚がくのプレーを見せたのがＤＦ北川ひかる（ＩＮＡＣ神戸）だ。
日本は前半アディショナルタイムに右サイドのペナルティーエリア手前でＦＫを獲得。キッカーを務めた北川は、ゆったりとした助走から思いきり左足を蹴り上げると、きれいな弧を描いたボールはゴール右隅へと吸い込まれていった。
試合を決定づける芸術的なＦＫ弾に、深夜の日本列島は沸騰。ファンやサポーターからはＳＮＳ上で「北川ひかる フリーキック神」「北川ひかる選手の中村俊輔みたいな見事なフリーキック！」「北川ひかるのＦＫ美しかったーー！ 北川俊輔、襲名披露」などとキックの姿や弾道が男子日本代表の元エース中村俊輔氏と〝うり二つ〟と脚光を浴びている。
Ｘ（旧ツイッター）では「北川ひかる」や「フリーキック」のほか、「中村俊輔」までがトレンド入り。大きな注目を集めている。
五輪初出場で鮮烈なパフォーマンスを見せた北川。上昇気流のなでしこジャパンに、また一人ニューヒロインが誕生した。