ニューヒーロー誕生だ。パリ五輪の体操男子個人総合で、岡慎之助（徳洲会）が８６・８３２点で金メダルを獲得。内村航平の２連覇、前回東京大会の橋本大輝（セントラルスポーツ）に続き、〝日本勢４連覇〟を達成した。
４種目を終えて３位につけた岡は、５種目目の平行棒で１５・１００点の高得点を叩き出して首位に浮上すると、最終種目の鉄棒でも１４・５００点をマーク。見事に金メダルに輝いた。
団体総合に続いて〝２冠〟を達成した岡は「この五輪でも団体と個人で金メダルの獲得を目指して練習してきたので、練習の成果が金メダルにつながってうれしい」と喜びをかみしめる一方で、６位に終わり五輪連覇を逃した橋本についても言及。「エースのミスも出て、いい勝負というか、マックスの演技で勝負できていない。お互いミスなく、いい勝負がしたい」と思いを口にした。