中日は7月31日のヤクルト戦(バンテリン)に1―0で今季19度目の完封勝利した。試合とは別にスタンドを盛り上げたのがお笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤(51)だ。この日は球場内の生ビール1杯が500円で楽しめるワンコインデーイベントが実施され、井戸田は「ハンバーグ師匠」ならぬ「カンパイ師匠」として5回裏にグラウンドに登場。「明るく楽しく乾杯しましょう。カンパーイ!」とドラゴンズの勝利を願って音頭を取った。
中日はヤクルトと最下位争いを繰り広げているが、大の竜党である井戸田は「まだ十分、巻き返しは可能です。クライマックスシリーズ出場は全然諦めてないです。スケジュールを空けているので(CSに)応援に行くつもりです」ときっぱり。逆襲に向けてのポジティブな要素が同カード勝ち越しとなる連勝でたくさん出てきた。
前日は高橋宏が7回無失点で8勝目をマーク。この日は高橋宏の同期となる育成出身4年目右腕の松木平がプロ入り2度目の登板で6回無失点の好投を見せ、うれしいプロ初勝利を飾った。井戸田は「(高橋)宏斗は大野投手の持つ45回連続無失点の球団記録を上回る投球を見せて12~13勝ぐらいしてくれそう。松木平投手はローテを立て直すピースとなる可能性を秘めてますし、逆襲のキーマンの一人になると思います」と21歳コンビの活躍がチームに勢いをもたらすとみている。
さらに「岡林選手の調子も上がってきたし、村松選手も戻ってきた。細川選手の調子もいいですし、大野、柳、涌井投手らベテラン勢が復活してくれればドラゴンズはまだまだいけますよ!」と鼻息を荒くする。
立浪竜の8月攻勢を信じ、上位進出を果たしてドラゴンズファンと歓喜の「カンパーイ!」となるか――。