元Ｋ―１スーパーライト級王者・安保瑠輝也（２８）が、ボクシングの元ＷＢＣ世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア（２５＝米国）からの〝挑発〟に余裕の返答だ。
７月２８日の格闘技イベント「超（スーパー）ＲＩＺＩＮ．３」（さいたまスーパーアリーナ）で安保は、元世界６階級制覇王者マニー・パッキャオ（４５＝フィリピン）と対戦。下馬評では苦戦が予想されたが、ふたを開けてみればリーチ差も生かして圧倒した。
規定により判定なしのドローだったが、互角どころか勝ちに等しい試合内容で株を上げた。この戦いぶりに反応したのが、リング下で観戦していたガルシアだ。試合後、リングに上がった〝ボクシング界の問題児〟から「俺ならお前を３ラウンド（Ｒ）でＫＯできる」と挑発を受けたのだ。
これに余裕の表情を見せていた安保は本紙の取材で「蹴っていいんですか？ 蹴っていいなら１Ｒ３０秒以内に倒しますよ」ときっぱり。「ボクシングをやったとしても３分３Ｒやったら俺の方が強い。ＭＭＡやったらリアネイキッドチョークで一本勝ち。これも３０秒以内」とあらゆるルールでの圧勝を確信している。
そもそも本当にこの一戦が実現する可能性があるのか。榊原信行ＣＥＯは「全然あると思います。ただ、ビジネスの話は全然していないので。『やってもいいけど１０億くれ』って言われたら無理だから」。その上で「今回、少なからずＲＩＺＩＮの熱気を感じて、日本で戦ってみたいって思っている気がします。いずれにしてもビジネス的なことはオスカー（デラホーヤ）も含めて改めてアメリカで話ができたらと思います」と前向きだ。
話題豊富な安保から、当分は目が離せなくなりそうだ。