全日本プロレスの十枝利樹取締役(64)は、GLEATの鈴木裕之社長に中嶋勝彦との対戦拒絶のスタンスを伝えたことを明かした。
7月1日のGLEATでLIDET・UWF世界王座を獲得した中嶋は、挑戦者として諏訪魔の名前を出し続けている。諏訪魔が「俺じゃなくて、GLEATの中を見たほうがいいと思う」と忠告したにもかかわらず、その後も挑発が続く。
取材に応じた十枝氏は「諏訪魔は全日本でやることがありますので、全日本の試合に集中してもらいたい。中嶋選手はGLEATさんでチャンピオンになったわけですから、中嶋選手は中嶋選手でそちらに集中していただきたいと思っています」と団体としての姿勢を明確に示した。
諏訪魔は「王道トーナメント」(9月14日、名古屋で開幕)にエントリーしており、10月にはデビュー20周年を迎える。何より諏訪魔自身が、中嶋との対戦に興味を示していない。
先日はGLEATの鈴木社長に、全日本として対戦する考えがないことをはっきりと伝えたという。十枝氏は「ウチとしてはやるつもりはありません」と強調した。