“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は「ソフトボール大好き芸人」と「長澤まさみ大好き芸人」、それ以外にもいろんな顔がある超個性的な女性コンビを紹介する――。
【プロフィル】
コンビ名‥サクラの頃に
所属‥デューズ
結成‥２０２３年８月
立ち位置左‥はつぞのゾノ
生年月日‥１９８５年４月４日
立ち位置右‥あんこ
生年月日‥１９８９年４月２１日
動きのある漫才をされトークも迫力がある。結成１１か月でもう２回も単独ライブを開催するという、精力的で見応えバツグンのコンビです。話を聞いてみるとメチャクチャ個性的な２人でした。
――コンビ結成のきっかけは？
あんこ「ユニットで参加した昨年の『ＴＨＥ Ｗ』で１回戦を通過し、手応えを感じました」
――お互いに相方を紹介してください
はつぞの「いつもヘラヘラしてて愛らしいサイコーの相方！ 頑張りすぎて食べることを忘れてやせていくのが心配。とにかく食べてくれ！ あと一人暮らしがさびしくて、わんこを飼いたいらしいですが、その前に嫁入りしてほしい！ あんこの左側に立ってくれる人、募集中です」
あんこ「パフォーマンス、テンション、コンディション。どれもほぼ毎回１万ＭＡＸなので尊敬してます。そのパワーで、いつかカンボジアに井戸を掘ってほしい！ あと意外とモテて悔しい。分けてくれ！」
――はつぞのさんは「ママタレ（仮）」だそうですが
はつぞの「離婚した兄が１人じゃ子育てできないので、３姉妹の面倒を見てます。授業参観も行くし宿題も見る。毎日メシ作ってますが、無給です！ 子供は産んだことありません」
――ソフトボールが大好きだそうで
はつぞの「東京五輪の正式種目に決まった時、前の相方と『ソフトボール大好き芸人』を名乗り、全国の大会を見に行きました。解散後も１人で『ソフトボール大好き芸人』を名乗り、今はスタジアムＭＣやイベントＭＣなどやらせていただいている。日本代表みたいな体形ですが、運動神経は相模湾に捨ててきたのでプレーは全然できません」
――筋肉がすごいが
はつぞの「筋トレは今だいぶ怠けて週１。ジム通いはせず、もっぱら公園トレーニング派。５２キロと女性１人分の筋肉量を持ち、太もも６０センチと女性２人分のウエストを持ち合わせております」
――あんこさんは「長澤まさみ大好き芸人」
あんこ「朝から晩まで画像を見ては精神統一、心を整えることができて幸せです。長澤さんの愛用してる香水やポーチを買い、化粧品にも手を出し７万円の大出費をしても幸せを感じています。大歓喜でしかありません。現在のヘアスタイルは映画『モテキ』の長澤さんと同じ。売れたら長澤さんにお会いして感謝と愛を伝えたい。長澤さんが今やっている舞台のチケットが取れず、せめて同じ空気を吸いたいと劇場前まで足を運んだことも。空気はとても美しく、おいしかったです」
――日本あんこ協会あんバサダーでもある
あんこ「あんこ好きなら無償で取れる検定で、誰でもあんバサダーになれる。とても純粋で身近な協会です。５０００円（税込み）を支払うとつぶあんぎっしりの名刺を作ってくれて、あんこ好きにはたまらない協会です。活動は自腹であんこのおいしいお店に行ってはニンマリする。活動の全貌は以上です」
――犬好きだそうで
あんこ「マネジャーさんが飼うチワワに会ったのがきっかけで、今までお付き合いしてきた男性に抱く以上の無償の愛が芽生えました。今では勝手に旦那と称して夫婦設定で動画を撮り、愛があふれています。ですが旦那との距離は遠く、会うたびにおやつ作戦で縮めようと試行錯誤しています。肉球はかなり香ばしく、ボーロのようなにおいを嗅いでは幸せに浸れます」
非常に個性の強い２人でタレント性が高く今後の活躍が楽しみ。「ＴＨＥ Ｗ」でも期待しております。
☆しんどう・たつみ １９７７年４月１５日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「ＴＨＥ ＭＡＮＺＡＩ」「Ｍ―１グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「ＴＨＥ Ｗ」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。