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【柔道】フランス寄り不可解判定にブラジルでも批判噴出「メダルを盗まれた!」

東スポWEB 2024年8月1日 16時34分

パリ五輪柔道で、日本に対する不可解判定が物議を醸す中、ブラジルでもフランス寄りの判定に批判が噴出している。

問題の試合は柔道男子90キロ級の3位決定戦。地元フランスのマキシムゲール・ヌガヤプハンボとブラジルのラファエル・マセドが対戦した。互いに2つの指導を受けたまま試合は終盤に。マセドが投げから相手を倒し寝技を決めようとしたところで主審が試合を中断。マセドに3つ目の指導を与え、フランス選手の銅メダルが確定した。

ブラジルメディア「UOL」などによると、マセドのペレイラコーチは「不名誉なことだ。わからないんだ!。なんでかわかる人いる? ビデオはある? 彼は道着を直す仕草をしたんだよ」とテレビカメラに向かって激怒。なぜ指導を取られたのか分からなかったという。

同コーチは審判団の元へ行き、試合後に脚だけで首を絞めていることが理由だったと明かされたが、それまでマセドが攻めの姿勢を見せ続けたとあって「なかなかない判定だ。残念なことだ。この試合でラファエルが上回っていたのは明らかだった。かなり議論の余地はある」「決定的な動きもあった。彼は相手を倒していたのに」と、それ以前にポイントが入らなかったことに不満を示した。

この試合はブラジルでも物議を醸しており、ブラジルメディア「フォルハ・デ・ペルナムブコ」は「この突然の処分は、ブラジル選手が試合で優位に立つのを見ていた国民の怒りを引き起こした」と報道。ネット上では「フランスにメダルを盗まれた!」「審判はフランス人を救うために3つ目のバツを与えた」などと非難の声が殺到。マセオのインスタグラムにも「あなたが真の勝者だ」「フランス人よりずっとよかった」と疑問と励ましの声が寄せられている。

わかりにくい判定に混乱しているのは日本だけではないようだ。

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