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失速のドジャース 地元メディアが〝補強失敗〟を糾弾「有望株を手放すことをためらった」

東スポWEB 2024年8月1日 18時8分

ドジャースが7月31日(日本時間1日)、敵地でのパドレス戦に1―8で大敗を喫した。63勝46敗でナ・リーグ西地区の首位は維持しつつも、2位のパドレスに4・5ゲーム差まで迫られた。

月間成績は11勝13敗で2018年4月以来、約6年ぶりの負け越し。開幕当初はMVPトリオの大谷翔平、ベッツ、フリーマンの最強打線を形成したが、ベッツは死球直撃による骨折で長期離脱中で、フリーマンも家族の事情で戦列を離れている。投手陣も先発の山本らが故障で次々と離れ、左肩の手術から復帰したカーショーも安定感を欠き、この日は4回途中7失点だった。

投打に振るわない中、トレード期限も前日に終了した。ロサンゼルスの地元メディア「オレンジ・カウンティー・レジスター」は「バックミラーに映る脅威が近づいている」「ドジャースのフロントはブルペンを強化するためにもっと努力すべきだったのだろうか」と厳しくメスを入れた。

さらに「先発ローテーション投手の故障でブルペンが酷使され、おなじみの恐怖感をもたらしている」とチーム失速の要因を挙げた上で「いつものように投手陣が失敗して監督が批判されるが、ロバーツ監督はフロントオフィスから与えられたものしか持っていないことを肝に銘じなければならない」と断罪。そして、追及の手を緩めることなくフリードマン編成本部長とゴメスGMを名指しして「フリードマンとゴメスは火曜日の(トレード)期限までにブルペンをアップグレードする機会があったが、いつものように最高の有望株を手放すことをためらった」とぶった斬った。

救援陣ではホワイトソックスからトレードで獲得したコペックがこの日、ドジャース加入後初登板し、1イニングを無失点、圧巻の3者連続三振で抑えた。同メディアは「コペックの99~100マイル(約159~160キロ)のフォーシームは助けになるはずだ」と評したが、リリーフ補強は物足りなく映っているようだ。

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